まっすぐに飛ばす要素 スタンス
今日は、真っ直ぐに飛ばす要素の一つを書きたいと思います。
今回の内容を言いますと、スタンスです。
先日、90台位のゴルファーと回りました。
その時の話です。
その方は、ドライバーがプッシュアウトする癖がありました。また、うまくいくと、そこからドローで戻ってきます。練習の好きな方です。
私が見ると、スタンスが明らかに右を向いています。
プッシュアウトというより、スタンスに向かってナイスショットと言う感じです。
でも、極端に右を向いている事は、本人全く気づいていません。
たまに、プッシュアウトが怖くてうまくヘッドが返った時のナイスショットは、スタンスに対してミスショットなのです。本人はナイスドローと思っています。
ここでも頭の中で誤解が生じます。
右を向く訳① 遠近法の誤解
スタンスは一般的に右を向きやすいものです。
なぜかと言うと、
１つ目の誤解は、旗を見ると遠近法でカップは一点に見えているのでクラブの向きと肩の向きはその一点に向ければいいように感じませんか？この道の写真を見ると遠近法で一点に見えますよね。
スタンスすべてを旗に向かうように構えれば良さそうに思っていると思います。これが１つの誤解。
足、肩、クラブのスタンスの方向はずーっと平行なのです。一点に向かうと思って構えると、クラブ方向を優先させて、スタンスを右に向けがちです。だから、ほとんどの人は右を向きやすいのです。
プロだって、よくアライメントスティックで、向きを調整しているくらい錯覚に襲われています。なのに私たちが、１度もアライメントスティックで平行の感覚を調整せずのまっすぐになんて構えられる訳がありません。
これが１つ目です。練習場で、バコバコ打っていても、これは下手を固めるだけです。毎回スタンスを外し、ターゲットを見定めて、違和感を取り除くしかありません。打つ前のなんか違和感を感じもじもじするのはこういうことです。極端に、スタンスとクラブフェースの向きが違うときです。
今スグ、アライメントステックを持って練習場へ行きましょう！
右を向く訳➁ 左肩越しにターゲットを確認する癖
まだ、練習場へ行っては行けなかった。。もう１つあります。
２つ目の誤解は、ミスのほとんどがプッシュアウトのひとは、ターゲットを見るときの癖です。
プッシュアウトが出るのは、自分はスライスなんだと誤解しているので、構えで右肩が出るのを嫌がります。
右肩を引き込んでいると自分では思っているので、右肩を引き込んでいるから、左肩越しからターゲットを見るのが正解と思っています。だから、左肩越しから見たがります。
特に自分ではドロー球が欲しいと思っている人に多いと思います。
これだと、違和感を感じますので、じわじわとスタンスを変えて右を向きます。
スタンス自体は、平行なので、このまま打つと、まっすぐ右にプッシュアウトします（実際にはスタンスに対してナイスショットです）
何度もプッシュアウトが出ると怖くなり
今度はスタンスはそのまま、クラブの向きを左に向けて振り、引っ掛けかフック、うまくいくとドローが出ます。これをナイスショットと錯覚します。
そしてまたプッシュアウト。これの繰り返し。
熟練者でたまに、スタンスがずっと被っているのにナイスショットしている人は、この目線に慣れて、クラブの入れ方が一定になっている場合です。
対処としては、これもアライメントスティックでの目線の送り方の反復練習になりますが、１つヒントになるかと思いますので書いておきます。
目線の送り方は、クラブフェース→目標方向へ送ります。
本人が平行にターゲットに送っているイメージはアタマを平行にターゲット方向を向いているイメージだと思います。（オレンジ線）
実際のイメージはクラブフェースからターゲットに向かっている目線のイメージです。
もっと欲を言えば、クラブフェース面の角度から球がどのくらいに打ち出され、ターゲットに届くのかをイメージするのが、ターゲットの見かたです。３Dのイメージでとらえるのです。（青線）※これは上級者向けなので、２Dで最初はOKです。
そう見れば、きっと右を向いている感覚が和らぐはずです。
クラブからターゲットへ目線を送ってください。
まとめ
今回２つの誤解しやすい箇所を書きました。
実際に多い２つです。
〇スタンスとクラブの平行はどこまで伸ばしても平行であること。
〇左肩越しにターゲットを見ないこと。フェース面→ターゲットで見ること。
スイング修正よりもっと初めの動作ですから、非常に大事なのです。
グリップ、スタンス。
これが最重要。
これが決まらないと、スイングなんて決められない。
けど地味なので、レッスン本や動画には上がりません。つまらないですからね。
スタンスが曲がったままじゃ、スイング軌道はまともにならないことが今回で理解できたのではないでしょうか。自分は間違ってないと思っている人ほど見てほしい内容です。
また、１人では分からない場合が多い内容なので、上級者が近くに居れば、確認してもらってください。
コメント