アプローチを練習しないと、アイアンはうまくならない。その理由。

アイアンショット

アイアン練習ばかりしてませんか?

練習が好きな人は、練習場でアイアンばかり練習していませんか。

そして、アイアンの練習ばかりすれば、パーオンが増えてくると思っていませんか?

ある意味、当たっていますが、ある意味間違っています。

なにを言ってるのか分かりませんよね。

では始めますね。

アイアン練習だけではうまくならない。

アプローチ練習していないアイアン練習が好きな人は、スコアがいい時と、悪い時の差が激しいのです。

一般的には、寄せワンが無いから。

と思われがちですが、意外にアイアンのミスが原因でパーオンしていません。

パーオン率もいい時は50%を超えるのに、不調になると20%位に落ちたりそんな感じです。

そして、アイアンのミスが原因だと思い、アイアンを練習する。

私も陥りましたが、これが上達の遠回りをしています。

特に、河川敷みたいな平坦なコースでは、いいスコアなのに、丘陵コースでスコア出ないひとは必見です。

アプローチを練習する意味

カタチを練習するには、アイアン練習です。でもカタチがある程度できたら、アプローチ練習がアイアン練習に大きく影響します。

なぜかと言うと、

アプローチショットはフルショットに比べスピードがありません。なのでライに大きく影響されやすいショットであり、ターゲットも小さく繊細であります。

フェアウェイ、深いラフ、ベアグラウンド、斜面、右に置いたショット、左に置いたショット、打ち込む、拾う、上げる、転がす、スピンを掛ける、ハーフショット、ランニングショット、ピッチエンドラン、ロブショット等。

アプローチには球を扱うすべてが詰まっています。これこそが練習する意味となります。

私が陥った上達停滞していた理由

アイアンショットばかり練習しているので、同じ球位置で同じスタンスで打てる前提の練習をしてしまいます。これがナイスショットが出る球位置だというのを必死で見つけようとしていました。

ですが、丘陵コースはそう簡単にいいスタンスをさせてくれません。練習しているスタンスが取れないのです。でもいつもじゃないスタンスでもしっかり打てなくてはなりません。

極端に右に置いて打てたり、膝を大きく曲げて打ったり、複合傾斜や深いラフでも出せなくってはなりません。

深いラフと言えば、草に食われた時も、ラフのせいにし、不運で片付ける。今できる最善とは何かを考えない。また判断できない。

木の下を通す時や、木の上を通す時、この時も、同じスタンスでクラブだけを変えて通すことだけ、たまに被せたりして打っても練習していないから上下左右のミスの管理が出来ていない。縦距離は分かるが、高低の打ち分けができない。

アイアンショットはある程度チカラがクラブに働くので、ごまかせる場合がありますし、大ミスになりにくく、ミスしてもダフったなど、ショットが悪かったで済ますことが多く、ミスがどこにあるかを判断すること自体が難しいのです。

それに気づくのがアプローチショット練習なのです。

アプローチをやることでのアイアンショットで身に付くこと

アプローチの練習をすることでこんなことがアイアンショットに影響していきます。

〇フェース面の管理が出来るようになります。

アプローチは開いたり、閉じたりしても、繊細にカップに向かうショットの練習をする為、フェース面の管理が上手になります。

これがうまくなると、斜面、木を抜くショット、上げるショットが容易になります。右に球を置いた低いショットでも、面を見れば方向出しが出来てくるので、アイアンでも低い球で出せますし、傾斜でもロフト、ライ角に影響されず、方向を出せるようになります。傾斜に強くなれば、ドライバーで曲げた、複合傾斜に止まった球をアイアンでグリーンに乗せることが出来るようになります。

もちろんアイアン練習でもできますが、アプローチ練習のほうが圧倒的に傾斜で球数が打てるはずですので身に付くのが早いのです。

〇スイングテンポがよくなります。

アイアンショットでは、打ち急いでもそこそこ当たりますし、基本力んでいるひとが多いですが、アプローチでは、打ち急ぐとシャンクが出たり、距離が合わなかったりします。

アプローチを練習することで、スイングテンポが一定になり、アイアンショットも安定します。

また、力まなくても飛ぶということが分かるようになるので、アイアンのリキみが消え、飛ばそうとする意識が無くなります。シャフトのしなりが分かってきます。

そして、距離感が一定になっていきます。

〇芝の理解が深まります。

アプローチは、芝の確認が大切です。フェアウェイとラフやベアグラウンドの難しさがはっきり理解できます。上げることができないライや、潜ってしまいやすいラフの注意など、アプローチではまったく結果が出ないので、よりアイアンショットを考えると思います。

アイアンショットでも、同様な状況下で、芝に食われやすい対処や、ベアグラウンドではどうしなくてはならないのか、この状況では出来ないショットが理解出来、無理しない等の判断が出来るようになります。

無理しない判断が出来れば、自然と、次の次のショットも考えられるようになるため、アプローチを練習することによってコースマネジメントも出来るようになっていきます。

〇スイングの振り幅で球を管理できます。

アイアンはフルショットばかり練習しがちですが、アプローチなら、3割、5割、7割等、細かく中途半端なショットの練習をします。

これが、アイアンでも出来るようになります。

ショットの大きさの管理が出来るようになるので、番手間の距離が容易に打てるようになります。

番手間がうまくなれば、パーオン率も上がるのは当然ですが、縦距離が合うため、その後のパターにも影響します。すなわちスコアに直結します。

また、飛ばすというクラブ発想から、アイアンはグリーンに運ぶモノなんだ。という感覚に変わると思います。

これは、アプローチをやると、アイアンショットが、だんだんアプローチになってくる感覚になってくるのです。

フルショットなんてしない。アイアンは7割で十分飛ぶし、グリーンに正確に運ぶにはチカラはいらないんだと思えてきます。

〇球がフェースに乗るようになる。

アプローチでポッコンと言う言葉があります。

アプローチショットで球がフェース面を滑ってしまうことです。それでは距離感もつかめませんし、スピンも掛かりません。アプローチではフェース面に乗ったショットが有効です。

このあたりが分かってくると、アイアンショットでも、ハンドファーストインパクトになり、分厚い当たりに変わってきます。

ショートアイアンで滑って、高く上がりすぎて、距離感つかめないショットとはおさらばです。

今までグリーンに届かない等、風のせいでもなく、単純にフェースに乗っていない球なだけかもしれません。

アプローチ練習によって、フェース面に球が乗ってスピンが掛かるショットになっていきます。

これも、ショット練習だけでも身に付くことはできますが、繊細なショットを要求されない為に、アプローチ無しでは気づくことが困難です。

これだけ読んだらわかると思いますが、、、。

アプローチが苦手のひとでチッパーを使うひとが居ます。

これはアイアンがうまくならなくてもいいというのとほぼイコールですからね。

チッパーは、アプローチの結果は良くなるかもしれませんが、アイアンは良くなりません。

面の管理も必要なく、あくまで2D的に動かしているからです。パターと一緒ですね。

これだけアイアンに良い副作用がありますが、、、。

でも、練習場でフルショットしたいんですよね。。。それは、練習ではなく運動って言うんです。

運動するなら、スクワットしたほうがいいです。

練習するなら、アプローチ練習をした方がいいのです。アイアンでも、球の高低や面、球の置く位置を意識した練習。

もちろん、ある程度打てるようになってからですが、ある程度打てるようになっているのに、アプローチに時間を割かないのは、効率が悪すぎです。

主作用のアプローチがうまくなることを今回抜いているのに、こんなに副作用があるんですから、やらない理由がありませんよね。

ラウンドの日、人より1時間早くコースへ行って、コースの練習場で練習しませんか。ココから始めませんか。

練習場では、30yのアプローチから始めませんか。

やるのなら、とことんやってみませんか。

最後に一言。

今回の内容が、ゴルフのうまい人とゴルフの強い人との違いになると私は思っています。

スイングがきれいでも、スコア作れない方はぜひ。

アプローチ練習によって、どこでもアイアンでリカバリーできる人になれるといいですね。

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